イタリアン・グレーハウンド Italian Greyhound

イタリアングレーハウンド視覚ハウンド(グループ10)

体高 体重

体高 オス、メスともに 32~38cm
体重 オス、メスともに 最高5kg
小型犬
視覚ハウンド(グループ10)の中で最小の犬種
グレーハウンドを小型したような見た目
小さな顔でクリっとした目
耳はローズイヤー、上の方がくるっと後ろに巻いている形です。
口吻は細長く、細く長い尾を持っています。
細く引き締まっているスクエアな体、華奢で長い脚

イタリアン・グレー・ハウンドの名前の由来
はっきりとした記述は存在しませんが以下のことが考えられている
グレー・ハウンドの部分
ギリシャ語、ラテン語の「スリム」の意味からgraiusまたはgracillius
古い英語の「ハンター」「犬」の意味からgrechまたはgreg
インド・ヨーロッパ祖語で「輝く」「素晴らしい」の意味からgher

性格

繊細で感受性が強く、気性は穏やかで優しい性格
飼い主べったりと甘え、愛情も豊
怖がりでストレスを溜めやすい面があり
逃避という形で、それを回避しようとする傾向がある。

毛色

艶のある短毛のシングルコート
フォーン
・レッド
・グレー
・ブルー
・クリーム
・ホワイト
・ブラック
全て単色で胸と足のみ白は許容されている
・タン(未認定)
・マールカラー(未認定)

イタリアングレーハウンド

平均寿命 かかりやすい病気

13~16歳が平均的な寿命になります。
かかりやすい病気
・骨折
骨折しやすい犬種の筆頭に挙げられます。
運動能力が高いことも要因の1つで
滑らない床や、物にぶつからない生活環境を心がけて下さい。
骨折の治療は外科手術になることが多い
膝蓋骨脱臼(しつがいこつだきゅう)通称パテラ
小型犬に多い病気で膝のお皿と呼ばれる膝蓋骨が横にずれて外れてしまう病気
滑る床、高いところからのジャンプなど激しい運動には注意が必要
・進行性網膜委縮
網膜が徐々に縮んでいき視力が失われていく病気
最初は暗いところで見えにくくなる程度ですが
昼間にも物につまずいたり、障害物にぶつかるようになります。
遺伝子疾患のため予防法はありませんが
この病気が発症しやすい体質かは検査が可能です。
・皮膚疾患
かゆみを伴う皮膚の疾患になることが多い犬種です。
後ろ足で体を頻繁にかく、何度も体をなめるなどの行動
皮膚病と疑われる症状が見られた場合は
できるだけ早く病院に連れて行ってあげてください。
こまめなブラッシングも大事
・歯周病
歯茎がピンクから赤っぽくなり
硬いものを噛むと出血したり口臭がきつくなります。
子供頃から歯ブラシに慣れさせ歯磨きを日課に
定期的に歯科検診も受けて、必要であれば歯石除去も

イタリアン・グレーハウンドとの日常(散歩時間、登録犬籍数など)

・運動能力が高く、ストレスを溜めないためにも
1日2回以上、1回30分程度の散歩が適切
・シングルコートの短毛で抜け毛は少なめですが目立つ
ブラッシングは週に1~2回程度は必要
・被毛が伸び続ける犬種のではありませんのでトリミングの必要はありません
・爪切り、お風呂などは月に1~2回
・大きな耳は汚れが目立つようであればお手入れを
・短毛のシングルコートで寒さに弱く暑さにも弱い
特に冬場の寒さ対策は必須で洋服に慣れさせる必要もあります。

イタリアングレーハウンド

犬種別犬籍登録頭数の推移

順位頭数
2019183141
2020202898
2021203055

イタリアン・グレーハウンドとは 価格帯など

原産地はイタリア
ローマ時代ごろ、貴婦人の愛玩犬として人気があった。
古代エジプトでファラオの宮廷に既に存在していた
小型の グレーハウンドの末裔とされる

たくさんの花瓶や器の絵からこの犬種が、ラコニア(ギリシア)を通り、
紀元前5世紀初期にイタリアに渡ってきたことが分かる。
この犬種が最も発展したのはルネッサンス時代の貴族の宮廷であり
その時代に描かれた絵画の中に出てくることも珍しくない

子犬の価格帯は30~38万円(2022/5/)
国際畜犬連盟(FCI)のグループ分けでは
視覚ハウンド(グループ10)に分類

イタリアングレーハウンド

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