ペキニーズ Pekingese

ペキニーズ愛玩犬(グループ9)

体高 体重

体高 オス、メスともに 20cm前後
体重 オス 5kg以下 メス 5.4kg以下
体重にのみ規定がある
小型犬
大きな垂れ耳、大きな目を持ちずんぐりした首回り
がっちりした前足と細めの後ろ足
全身を覆う長毛でボリューム感のある外観をしている

名前の由来は原産国の北京「Peking」から
現在の綴りでは「Beijing」ですが当時は「Peking」
英語圏ではピーク(peke)という愛称で呼ばれており
ペキニーズのような鼻ぺちゃ顔の動物はピークフェイス(Peke Fafe)と呼ばれています。
中国国内ではペキニーズではなく、京巴(ジンパー)という名称で呼ばれています。

性格

勇敢で負けず嫌い、独立心旺盛、
忠実ではあるが頑固で飼い主対しての依存度は低い
あまり抱かれるのを好まない個体が多く
人見知りで家族以外には懐かない
攻撃性は低い
猫のような性格をしていると評される

毛色

長毛でダブルコート(毛先と根本での毛質の違いがあるタイプ)
定番3色
・ホワイト
・ブラック
・フォーン
その他
・レッド
・ブラックタン
・パティーカラー(均等な分布が好まれる)
あらゆる色とマーキングが許容され評価に差はないが
例外としてアルビノ、レバーは除かれる

平均寿命 かかりやすい病気

12~15歳が平均的な寿命になります。
かかりやすい病気
・椎間板ヘルニア
椎間板が神経側に飛び出し背骨の中の脊髄を圧迫する病気
腰を中心に痛みや麻痺の症状が現れ
触ると痛がる、抱っこ散歩を嫌がる、ふらふらする等
以下のような症状が見られた場合は獣医師に相談を
軽度の場合は炎症を抑える薬やステロイド剤を投与
重度の場合は手術を検討する必要があります。
全力疾走や高いところからのジャンプ
肥満、滑る床などには注意をしてあげましょう
・鼻腔狭窄
鼻腔と呼ばれる区間がつまり呼吸が苦しくなる状態
マズルの短い犬種によくみられる
呼吸が苦しそう、鼻水が飛び散るなど
症状が軽い場合はそのままですが
症状が重く呼吸困難な場合手術が必要になることも
肥満にも注意が必要
・皮膚疾患
かゆみを伴う皮膚の疾患になることが多い犬種です。
後ろ足で体を頻繁にかく、何度も体をなめるなどの行動
皮膚病と疑われる症状が見られた場合は
できるだけ早く病院に連れて行ってあげてください。
こまめなブラッシングも大事
・眼の疾患
遺伝的要因から、睫毛重生(しょうもうじゅうせい、逆さまつ毛)や
異所性睫毛(いしょせいしょうもう、アイライン以外からまつ毛が生える)、
眼瞼内反(がんけんないはん、逆さまつ毛の一種)などを持っている可能性があり
その他にもドライアイ、白内障、目が突出する事故などにも注意が必要
涙や目ヤニが多く見られた時などは早めに獣医師に相談を

ペキニーズとの日常(散歩時間、登録犬籍数など)

・運動量少なめで1日1回以上、1回10~15分程度の散歩が適切
・長毛のダブルコートで抜け毛も多く絡みやすい毛質を持つため
毎日のブラッシングが必要です。
・被毛が伸び続ける犬種の為トリミングが必要です。
・爪切り、お風呂などは月に1~2回
・垂れ耳の為に通気性は悪くなります。
小まめに汚れていないかを見てあげましょう
・長毛のダブルコートのために暑さに弱い
・ブラッシングが大事な犬種になりますので
子犬の頃から慣れさせお手入れが好きな子に育てましょう

犬種別犬籍登録頭数の推移

 順位頭数
2019202970
2020192986
2021213005

ペキニーズとは 価格帯など

原産地は中国
祖先犬はチベタン・スパニエルとされている
中国の歴代王朝では門外不出とされ愛玩犬として飼育、改良がされたようだが
実際には規定外の色や姿などの仔犬は、市場で売られ庶民の間でも飼われていた
ラサ・アプソとペキニーズの交配によりシーズーがうまれている

チベタン・スパニエル

チベタンスパニエル
ウィキペディア チベタン・スパニエルのページより

ラサ・アプソ

ラサアプソお座り

パブリック・ドメイン, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=1375122

子犬の価格帯は30~38万円(2022/5調べ)
国際畜犬連盟(FCI)のグループ分けでは
愛玩犬(グループ9)に分類

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