体高 体重
体高 オス メス共に53cmが理想(メスは僅かに小さい)
体重 オス、メス共に20kgほど
体高にのみ規定があります。
中型犬
耳は垂れ耳から立ち耳まで存在し
広めの頭部と離れ気味の目をしている
やや大きめの中型犬で体高よりも体調が長く
優美で滑らかな体つきをしている
ボーダーは国境の意味、イングランドとスコットランドの国境付近が原産の為
コリーの由来ははっきりとはしておらず、候補として以下の3つがある
・「役立つ」という意味のゲール語
・スコットランドの初期のコリーが炭塵の色を持っていたために「炭(coal)」から
・牧羊犬達が主に集めていた羊の種類が「コリー(colley,coally)」と呼ばれていたことから
(スコットランドにいる黒い顔をした羊)
性格
頭がよく活発で作業に対する意欲も高い
洞察力に優れ自ら状況を判断して動くこともできる
家族には愛情深いが知らない人には関心は薄め
犬よりも人と作業することを好む
全犬種中、N0.1と言われる知能の持ち主
その分ズル賢さも持っている
賢さNo.1の犬種と言われ、人間の2歳児と同等の知能があり
200種類の言葉を聞き分けることができると言われています。
毛色
様々な毛色が認められているが白が優勢は好ましくないとされる
長毛、短毛も認められ、毛色の組み合わせも35種類あるとされている
基本カラー
・ブラック&ホワイト
・レッド&ホワイト
・ブルー&ホワイト
・ブルーマール(大理石模様)
・トライカラー(3色の組み合わせ)
その他にも「チョコマール」「イザベラマール」などがある
海外ではチョコをレッドと呼び
チョコより薄いカラーを「ライラック」、日本では「イザベラ」と呼びます。
マール因子を持つ犬は遺伝性の疾患をかかえている可能性があるために
繁殖が難しく値段が他の毛色よりも高くなる傾向がみられます。
短毛のブルーマール

平均寿命 かかりやすい病気
10~15年が平均的な寿命になります。
かかりやすい病気
・股関節形成不全
成長過程で股関節が形態的な異常を起こし、歩行を難しくする病気
両側の股関節に発症することが多く、大型犬や超大型犬の発症リスクが高い
予防としては肥満や滑る床、指の間の被毛の手入れをして
股関節への負荷を減らすようにして下さい。
・コリー眼異常(CEA)
症状には個体差があり軽度であれば無症状のこともありますが
重度になると失明してしまう場合もあります。
常染色体劣性遺伝が原因で治療法が確立していませんが
子犬のうちに眼底検査を行い、疑われる所見がある場合
定期的な経過観察をすることが大切になります。
・進行性網膜委縮
網膜が徐々に縮んでいき視力が失われていく病気
最初は暗いところで見えにくくなる程度ですが
昼間にも物につまずいたり、障害物にぶつかるようになります。
遺伝子疾患のため予防法はありませんが
この病気が発症しやすい体質かは検査が可能です。
・白内障
水晶体が白く濁り視力が低下する
加齢以外にも遺伝によるものもあり定期的な眼科検診がお勧め
・セロイド リポフスチン症(CL病)
全身の細胞や脳などの神経などに
セロイドリポフスチンという色素が蓄積して起こる遺伝性の疾患です。
1~2歳の頃に発症することが多く、
「行動異常」「視覚障害」「痙攣」などの症状がみられます。
遺伝子検査によって診断できますが、有効な治療法は確立されていません。

ボーダー・コリーとの日常(散歩時間、登録犬籍数など)
・豊富な体力を持ち1日2回以上、1回1時間程度は必要
自分のペースでの排泄ができないとストレスを溜めてしまう
・ダブルコートで抜け毛は多く通常時のブラッシングも週2~3回は必要
換毛期には特にしっかりと毎日のブラッシングで死毛を取り除きましょう
・被毛は伸び続ける犬種ではありませんのでトリミングは必要ありません。
・お風呂は月に1~2回程度
・爪切りは散歩によって削れている場合は必要ありません。
・耳は清潔に保つことで耳の病気の予防になります。
・寒さに強く暑さに弱い犬種ですので夏場の対策は必要になります。
散歩の時間、知的好奇心を満たすことや
ブラッシングによるお手入れが大事な犬種になります。
お手入れ好きの子にすることも大事になり沢山の時間を愛犬と過ごして下さい。
犬種別犬籍登録頭数の推移
順位 | 頭数 | |
2019 | 22 | 2538 |
2020 | 23 | 2653 |
2021 | 22 | 2994 |
ボーダーコリーは姿勢を低くして狙いを定め睨みつける動作をします。
これは「アイ(eye)」と呼ばれ、羊にプレッシャーをかけて誘導していた名残りで
現在でもおもちゃなどに対して凝視することがみられる場合があります。
ボーダー・コリーとは 価格帯など
原産地はイギリス
8世紀後半~11世紀にかけてバイキングがスカンジナビア半島から
イギリスに持ち込んだトナカイ用の牧畜犬がボーダーコリーのルーツと考えられている
華やかなショードッグの道をラフ・コリーなどは選んだが
ボーダーコリーは牧羊犬としての作業能力が最重要視された
その為に外見の統一性にかけ畜犬団体の公認が遅れることになった
イギリスのケンネルクラブには1976年
国際畜犬連盟(FCI)には1987年から公認されている
ラフ・コリー

子犬の価格帯は38~50万円(2022/5現在)
国際畜犬連盟(FCI)のグループ分けでは
牧羊犬・牧畜犬(グループ1)に分類

ボーダー・コリーの写真を募集しています。
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