ウェルシュ・コーギー・ペングローブ Welsh Corgi Pembroke

ウェルシュコーギーペングローブ牧羊犬(グループ1)

体高 体重

体高 オス メス共に25~30cm
体重 オス 10~12kg  メス 9~11kg
中型犬
大きな立ち耳、中ぐらいのマズルの長さを持ち
体長は体高より長く、体低く筋肉質でがっしりしている
機敏で活動的、充実したスタミナを備えている。
日本では尻尾を切られたコーギーがスタンダード

ウェルシュ・コーギー・ペンブローグ
ウェールズ語で「小人犬」、corが小人の意味を持ち、giが犬を意味する
ペンブローグはペンブルックシャー地方発祥の牧畜犬で
カーディアンはカーディアン地方発祥の犬になります。
今でもエリザベス女王が飼っており、ジョージ6世の頃から王室で飼われていた

性格

活動的で牧畜犬らしく賢い飼い主の様子をよく見ている
大きな声で吠える個体もおり
敏捷さはペングローブ、落ち着きではガーディアンが優れている個体が多い

元々猟犬や牧羊犬として働いていたことから
牛や羊に踏まれたりしないために断尾が行われていた
現在では、その必要はなく西洋では行われていないことが多い

ウェルシュコーギーペングローブ断尾

毛色

中毛のダブルコート(毛先と根本での毛質の違いがあるタイプ)
・レッド
・セーブル
・フォーン
・ブラック・アンド・タン
以下の単色で脚、前胸、顎の白斑はあってもよく
頭部や前顔部に白があることは許容される

元々は同一の犬種にウェルシュ・コーギー・カーディアンがいる
1930年代に、イギリスやアメリカでで、別々の犬種として登録された

ウェルシュコーギーカーディアン
CC 表示-継承 3.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=944535

平均寿命 かかりやすい病気

12~14年が平均的な寿命になります。
かかりやすい病気
・椎間板ヘルニア
椎間板が神経側に飛び出し背骨の中の脊髄を圧迫する病気
腰を中心に痛みや麻痺の症状が現れ
触ると痛がる、抱っこ散歩を嫌がる、ふらふらする等
以下のような症状が見られた場合は獣医師に相談を
軽度の場合は炎症を抑える薬やステロイド剤を投与
重度の場合は手術を検討する必要があります。
全力疾走や高いところからのジャンプ
肥満、滑る床などには注意をしてあげましょう
・股関節形成不全
成長過程で股関節が形態的な異常を起こし、歩行を難しくする病気
両側の股関節に発症することが多く、大型犬や超大型犬の発症リスクが高い
予防としては肥満や滑る床、指の間の被毛の手入れをして
股関節への負荷を減らすようにして下さい。
・てんかん
突発的に発作の症状が出ます。
ひっくり返り泡をふいたり、痙攣をおこしますが
てんかんが収まった後は元通りになることが多い
治療は主に抗てんかん薬の投与による対症療法になります。
てんかんが起きた場合は状況をメモし獣医に相談して下さい。
・皮膚疾患
かゆみを伴う皮膚の疾患になることが多い
後ろ足で体を頻繁にかく、何度も体をなめるなどの行動
皮膚病と疑われる症状が見られた場合は
できるだけ早く病院に連れて行ってあげてください。
こまめなブラッシングも予防に繋がります。
・尿石症
肝臓や膀胱など尿の通り道に結石ができる病気
尿石症のよくみられる症状としては血尿や頻尿、少量の尿を
いろいろな場所に分けて排出する行為などです。
食欲が無くなることもあります。
この病気で特に怖いのは、尿道や尿管に結石が詰まってしまうことです。
尿が出なくなったら早急に動物病院に連れていきましょう。
・変性性脊髄症
遺伝子疾患の1つで10歳ころに現れる
起立困難や排尿・排便の制御が困難になり病状がすすむと
横たわるよになり、失禁、呼吸障害に陥り命を落とすことになります。
予防法はなく事前に遺伝子検査は大切になります。
・進行性網膜委縮
網膜が徐々に縮んでいき視力が失われていく病気
最初は暗いところで見えにくくなる程度ですが
昼間にも物につまずいたり、障害物にぶつかるようになります。
遺伝子疾患のため予防法はありませんが
この病気が発症しやすい体質かは検査が可能です。

コーギー子犬

ウェルシュ・コーギー・ペングローブとの日常(散歩時間、登録犬籍数など)

・活発で運動好きな子が多く1日2回以上30分~1時間程度は必要
・ダブルコートで抜け毛は多い
換毛期には特にしっかりとブラッシングで死毛を取り除きましょう
・被毛は伸び続ける犬種ではありませんのでトリミングは必要ありません。
・お風呂は月に1~2回程度
・爪切りは散歩によって削れている場合は必要ありません。
・立ち耳の為に通気性良く、汚れが目立つようであればお手入れを
・寒さに強く暑さに弱い犬種ですので夏場の対策は必要になります。

犬種別犬籍登録頭数の推移

 順位頭数
2019154052
2020144605
2021144654
ウェルシュコーギーペングローブ

ウェルシュ・コーギー・ペングローブとは 価格帯など

原産地はイギリス
スピッツ系を祖先犬に持つ
欧州経由でイギリスに渡ったと見られていますが
犬種の確立に関する記録は残っていないが
11世紀の書物に牧畜犬としての記述は残されている

子犬の価格帯は38~45万円(2022/5現在)
国際畜犬連盟(FCI)のグループ分けでは
牧羊犬・牧畜犬(グループ1)に分類

コーギー子犬

ウェルシュ・コーギー・ペングローブの写真を募集しています。
コメント、問い合わせから連絡お願します。

コメント