プードル Poodle

スタンダードプードル愛玩犬(グループ9)

体高 体重

プードルはサイズによって犬種名が変わり
ジャパンケンネルクラブ(JKC)公認されているのは以下の4犬種になります。

体高体重サイズ
スタンダード・プードル45~60cm
+2cmまで許容
15~29kg大型犬
ミディアム・プードル35~45cm8~15kg中型犬
ミニチュア・プードル28~35cm5~8kg小型犬
トイ・プードル24~28cm
-1cmまで許容
3~5kg超小型犬

タイニープードルとティーカップ・プードルは非公認犬種になり
トイプードルの一種としての扱いになります。
体重での区別ではなく体高での区別になります。
アーモンド型の瞳を持ち、長いマズルと大きな垂れ耳を持つ
全てのサイズで体高と体長がほぼ同じスクエアな構成
手足は細く、独特な被毛を持っている

名前の由来ですが鴨猟で鴨の回収に使われて犬種で
ドイツ語のPudel(プデル)、「水中でバチャバチャと音を立てる」という意味から
英語のpuddle(パドル)、「水溜まり」もpudelと同じ語源と思われます。

性格

好奇心強く、聡明、愛情深く、他人や他犬に友好的
全てのサイズで上記の性格を持ち合わせている
知的レベルは犬の中でも1、2位を争うレベルで高く
忠誠心、学習能力も高いため愛玩犬として適している

プードルドッグラン

毛色

単色で巻き毛のシングルコート
・ブラック
・ホワイト
・ブラウン
・グレー
・フォーン
カーリータイプは巻き毛で、コーテッドタイプは緩やかなウェーブが特徴
ブラウン、フォーンのトイプードルは多くがコーテッドタイプで、
ブラックの多くはカーリータイプです。
仔犬のうちは巻き毛ではなく、生後8ヶ月から1歳くらいの間に、
徐々にどちらかのタイプに分かれていきます。

被毛は白くても肌は黒かったりもします。

スタンダードプードル

平均寿命 かかりやすい病気

サイズにより寿命に違いがあり
スタンダード、ミディアムは12年程
ミニチュア、トイは15年程と言われています。
かかりやすい病気
膝蓋骨脱臼(しつがいこつだきゅう)通称パテラ(トイ、ミニチュア)
膝のお皿と呼ばれる膝蓋骨が横にずれて外れてしまう病気
滑る床、高いところからのジャンプなど激しい運動には注意が必要
・気管虚脱(トイ、ミニチュア)
気管が潰れて変形し、
呼吸困難や酸欠によるチアノーゼや咳などが起こす。
加齢、肥満などが原因で起こることが多く
頭をのけぞらせて吠える習性がある犬もなりやすい
無駄吠えをさせない躾や、肥満に注意し予防しましょう
ご飯や水分補給後に乾いた咳をするようになったら要注意
・てんかん(トイ、ミニチュア)
突発的に発作の症状が出ます。
ひっくり返り泡をふいたり、痙攣をおこしますが
てんかんが収まった後は元通りになることが多い
治療は主に抗てんかん薬の投与による対症療法になります。
てんかんが起きた場合は状況をメモし獣医に相談して下さい。
水頭症(トイ、ミニチュア)
体の麻痺や性格の変化などの普段と異なる行動や、
頭部がドーム状に膨れており目が外に出てくるなどの
見た目の特徴から発見することが可能です。
精密検査を行なう必要があるため
早めに動物病院へ連れて行ってください。
・外耳炎(共通)
外耳炎の原因は様々で耳ダニなどの寄生虫によるもの、
細菌や真菌の感染によるもの、アレルギーによるものなどがあります。
炎症が起こると耳の中がかゆくなるので、
しきりに頭を振ったり、後ろ足で耳の後ろや耳をかこうとします。
また、症状が悪化すると耳の中がただれてしまい、
症状が慢性化してしまうことがあります。
早期発見には普段から耳の中の様子に気を配ることが大切です。
・流涙症(共通)
涙や目ヤニで目の周りが汚れて起きる病気
酷くなると涙の流れる菅の洗浄が必要になります。
清潔に保つことにより予防ができます。
・皮膚疾患(共通)
かゆみを伴う皮膚の疾患になることが多い犬種です。
後ろ足で体を頻繁にかく、何度も体をなめるなどの行動
皮膚病と疑われる症状が見られた場合は
できるだけ早く病院に連れて行ってあげてください。
こまめなブラッシングも大事
・アジソン病クッシング症候群(共通)
ホルモンの異常疾患
症状は多飲多尿、食欲が落ちる、元気がなくなる、痩せる、嘔吐下痢
急性の場合は命にかかわる、早期発見、早期治療が重要
定期的な血液検査を受けるのが望ましい
・胃捻転(スタンダード)
胃が拡張することで捻じれてしまい、胃の周囲の血流が遮断される病気
急激なショック状態に陥る緊急性の高い病気で、
発生後数時間で死に至ることもあります。
特に大型や超大型の胸が深い犬種に多く発生する病気です。
胸が膨らみぐったりとして多量のよだれを流すようであればこの病気を疑って下さい。
多量のドライフードを食べた後に水を飲むことで胃拡張が起きますので
1回の食事量を多くせず、飲食後すぐの運動は控えましょう

プードルとの日常(散歩時間、登録犬籍数など)

・サイズの違いがありますので一概には言えませんが
1日2回トイ、ミニチュアは15~30分ほど
ミディアムは30分前後、スタンダードは30~60分を目安に
・シングルコートの為に抜け毛は少なめですが
毛玉ができやすいため毎日のブラッシングが必要
・被毛は伸び続ける犬種ですのでトリミングが必要
・お風呂は月に1~2回程度
・爪切りは散歩によって削れている場合は必要ありません。
・垂れ耳の為に蒸れやすく、汚れやすい定期的な耳掃除を
・シングルコートですので寒さに弱く対策が必要
小型犬のほうが寒さに弱い傾向があります。
プードルは独特な美しい毛並みを保つためにブラッシングが大事な犬種
子犬の頃から慣れさせ、お手入れ好きな子に愛情をもって育てましょう

犬種別犬籍登録頭数の推移

 順位スタンダードミディアムミニチュアトイ
201998016315672,941
2020111519619877,957
2021172517222983,221
プードル

プードルとは 価格帯など

原産地はフランスですが
起源については不明なことが多くフランスでの人気が高かったこともあり
フランスを原産とすることが一般的
泳ぎが得意で元々は鴨猟の回収に使用されていた。
16世紀頃からフランスやイギリスで小型化がおこなわれ今の愛玩犬になった
18世紀後半にトイ・プードルも作出されている

プードル子犬

子犬の価格帯は

価格帯
スタンダード・プードル35~60万
ミディアム・プードル58~80万
ミニチュア・プードル30~38万
トイ・プードル30~70万
2022/4/調べ

国際畜犬連盟(FCI)のグループ分けでは
愛玩犬(グループ9)に

プードル子犬

プードルの写真を募集しています。
コメント、問い合わせから連絡お願します。

コメント